相談内容(相談前の状況)
親族が亡くなり相続が発生しましたが、不動産の名義が以前の世代のままとなっているなど、過去の相続関係も含めて整理する必要がある事案でした。
また、複数の相続人が関係しており、相続人や相続財産の確認、不動産の名義変更、預貯金の手続など、どこから手を付ければよいのか分かりにくい状況となっていました。
依頼者としては、自分たちだけで一連の手続を進めることに不安があり、相続人間でトラブルになることを避けながら、必要な相続手続を円滑に完了させたいとして、当事務所にご相談いただきました。
対応内容
当事務所では、まず戸籍や関係資料を確認し、誰が相続人となるのか、どのような財産が相続の対象となるのかを調査しました。そのうえで、過去の相続も含めて複雑になっていた権利関係を一つひとつ整理し、必要となる手続の全体像を明確にしました。
その後、各相続人の意向や事情にも配慮しながら、遺産分割に向けた調整を進めました。
また、不動産については、協力司法書士と連携して必要な登記手続を進めるとともに、当事務所が相続手続全体の窓口となり、預貯金の解約・払戻しなどについても対応しました。
法律問題だけを個別に解決するのではなく、相続人の確認から遺産分割、不動産登記、預貯金等の手続まで、相続全体を見通しながら解決を進めました。
対応後の状況
相続人間で協議を進めた結果、遺産分割について合意することができ、紛争になることなく相続手続を進めることができました。
以前の世代の名義が残っていた不動産についても、協力司法書士と連携して必要な登記手続を行い、名義変更まで完了しました。
さらに、預貯金等についても必要な手続を終え、一連の相続手続を完了させることができました。
複数の手続を同時に進める必要がある事案でしたが、依頼者が個別に専門家や相続人、金融機関等との調整に追われる負担をできる限り減らしながら、相続全体を円滑に整理することができました。
担当弁護士からコメント
相続では、現在の相続だけでなく、過去の相続手続が完了していなかったことによって、相続人や不動産の権利関係が複雑になっているケースがあります。
このような場合、「誰が相続人なのか」「どの財産について、どの手続が必要なのか」を最初に整理することが重要です。全体像が分からないまま個別の手続を進めると、途中で新たな相続人や必要な手続が判明し、対応に時間を要することもあります。
また、相続手続では、遺産分割などの法律問題だけでなく、不動産登記や預貯金の解約・払戻しなど、さまざまな手続が必要になります。
当事務所では、弁護士が相続全体の状況を整理し、相続人間の調整や遺産分割を進めるとともに、不動産登記などについては協力司法書士をはじめとする他士業とも連携しながら、必要な手続を円滑に進められるようサポートしています。
相続人間で紛争が発生してから対応するだけでなく、権利関係が複雑な相続について早い段階から専門家が関与し、必要な手続を整理することは、相続人の負担を減らし、将来のトラブルを予防するうえでも重要です。
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