相談内容(相談前の状況)
インターネット上に、依頼者に関する誹謗中傷の投稿が掲載されているとして、ご相談いただいた事案でした。
投稿内容は、依頼者の社会的信用や評価に影響を及ぼすおそれがあり、このまま放置すれば情報が拡散し、被害が拡大する可能性もありました。
一方で、依頼者としては、できる限り早期に投稿を削除したいという意向があり、裁判手続を含めてどのような対応が適切か判断に悩まれていました。
対応内容
当事務所は、まず投稿内容や権利侵害の有無を慎重に検討し、想定される法的手続や解決までの期間・費用を整理しました。
その結果、本件では直ちに裁判手続を行うのではなく、まずは裁判外交渉による解決を試みることが、依頼者の利益にかなうと判断しました。
そこで、投稿者と直接交渉を行うため、必要な調査を実施して連絡手段を確保したうえで、投稿内容の問題点や削除を求める理由を法的観点から丁寧に説明しました。感情的な対立を避けながら粘り強く協議を重ね、早期の解決を目指しました。
対応後の状況
交渉の結果、投稿者は問題となっていた投稿を削除し、裁判手続や発信者情報開示請求に進むことなく、問題は早期に解決しました。
依頼者は、インターネット上に投稿が残り続ける不安から解放されるとともに、時間や費用、精神的負担を抑えながら、実効的な解決を実現することができました。
担当弁護士からコメント
インターネット上の誹謗中傷は、対応が遅れるほど情報が拡散し、被害が大きくなる可能性があります。そのため、早い段階で状況を整理し、適切な対応方針を検討することが重要です。
もっとも、誹謗中傷への対応は、必ずしも裁判手続が最善とは限りません。投稿者との交渉が可能な事案では、必要な調査を行ったうえで裁判外交渉を進めることにより、時間や費用、精神的負担を抑えながら、迅速な解決につながるケースもあります。
当事務所では、裁判ありきではなく、投稿内容や証拠、依頼者のご意向を踏まえ、それぞれの事案に適した解決方法をご提案しています。投稿者の調査から交渉、裁判手続まで一貫して対応し、依頼者にとって最も実効性のある解決を目指しています。