解決事例

【解決事例】企業間紛争を和解により円満解決

相談内容(相談前の状況)

 取引先から売買代金の支払いを求める訴訟を提起された企業からのご相談でした。

 依頼者としては、取引の経緯や契約内容について相手方との認識に相違があり、請求内容にそのまま応じることはできないと考えていました。もっとも、企業間の取引であることから、社内でも様々な意見があり、どのような方針で対応すべきか判断に悩まれていました。

 訴訟対応に加え、社内での意思決定や関係者との調整も必要となる状況であり、専門家による客観的な整理と助言を求めてご相談いただきました。

対応内容

 当事務所は代理人として訴訟対応を行うとともに、契約の経緯や取引内容、双方の主張を整理し、法的な見通しや想定されるリスクを分析しました。そのうえで、判決だけを目指すのではなく、事業への影響や解決までに要する時間・コストも踏まえながら、依頼者にとって合理的な解決方針を検討しました。

 また、社内での意思決定に必要な情報を整理し、経営陣や担当者が判断しやすい環境を整えながら、和解による解決の可能性についても慎重に協議を進めました。

対応後の状況

 訴訟手続を進める中で双方の主張やリスクが整理され、最終的には和解が成立しました。依頼者は、自社の立場や事業上の事情を踏まえた現実的な条件で紛争を終結させることができました。

 また、担当者が相手方との直接対応や訴訟対応に追われる状況も解消され、企業として本来の事業活動に注力できる環境を取り戻すことができました。

担当弁護士からコメント

 企業間紛争では、法的な論点だけでなく、社内の意思決定や関係者間の調整が大きな課題となることがあります。

 訴訟が始まると、担当者は通常業務を行いながら対応しなければならず、大きな負担を抱えるケースも少なくありません。また、社内で意見が分かれ、解決の方向性を決められないまま時間が経過してしまうこともあります。

 弁護士が関与することで、法的な見通しやリスクを客観的に整理し、経営判断に必要な材料を提供することができます。その結果、社内調整が進み、現実的かつ合理的な解決に至るケースも少なくありません。

 企業間トラブルにおいて、弁護士の役割は、単に訴訟代理人として法的主張を行うことだけではありません。担当者の負担を軽減しながら、企業として納得感のある意思決定ができるよう支援することも重要な役割です。

 当事務所では、企業の意思決定を支援するパートナーとして、紛争の早期解決と事業活動への影響の最小化を目指しています。