相談内容(相談前の状況)
取引先から、契約上の義務違反を理由に損害賠償を求められたとのご相談でした。依頼者としては請求の前提に疑問がありつつも、関係悪化や紛争の長期化は避け、できる限り話し合いで解決したいとのご意向でした。対応を誤ると、不要な対立や事業への影響が広がるおそれがある状況でした。
対応内容
相手方の主張内容を整理し、争点を明確にしたうえで、依頼者の認識や資料と照らし合わせながら検討を行いました。そのうえで、主張すべき点は丁寧に伝えつつ、一方的な対立とならないよう配慮しながら交渉を進めました。双方の事情を踏まえた現実的な解決点を探ることを重視しました。
対応後の状況
協議を重ねた結果、訴訟に至ることなく話し合いにより解決しました。依頼者は過度な負担を負うことなく問題を収束させることができ、取引関係への影響も最小限に抑えられました。早期に争点を整理したことが、円滑な解決につながりました。
担当弁護士からコメント
損害賠償請求を受けた場合でも、必ずしも争いを深めることが最善とは限りません。まずは請求の根拠や事実関係を整理し、どこに認識の違いがあるのかを把握することが重要です。そのうえで、主張すべき点と調整できる点を見極めることで、紛争の拡大を防ぎながら解決につなげることができます。話し合いによる解決を目指す場合でも、適切な整理と交渉設計が大きな差を生みます。