解決事例

【解決事例】 所在不明の相続人との協議を円満解決

相談内容(相談前の状況)

 配偶者が亡くなり、預貯金やその他の財産の全体像が整理できていない中、手続の進め方が分からず不安を抱えておられました。前婚の子がいることは分かっていたものの、面識がなく、所在や連絡先も不明で、どのように遺産分割協議を進めればよいか見通しが立たない状況でした。加えて、年金や保険など複数の手続も必要で、何から着手すべきか判断できない状態でした。

対応内容

 戸籍を収集して法定相続人の範囲を確定し、所在不明であった相続人の調査を実施しました。連絡にあたっては、不信感を与えないよう文面や方法を慎重に検討し、当事務所が窓口となって調整を行いました。あわせて、預貯金の調査や解約手続、負債の有無の確認、年金や保険の手続を整理し、全体の流れを分かりやすく説明しながら協議を進めました。

対応後の状況

 相続人の範囲と連絡先が明確になり、落ち着いた環境で協議を行うことができました。専門家が間に入ることで直接の対立は生じず、遺産分割は円滑に成立しました。各種手続も滞りなく完了し、依頼者の精神的負担が大きく軽減されました。将来的な紛争リスクを回避し、安心して相続手続を終えることができました。

担当弁護士からコメント

 相続では、法定相続人を正確に確定することがすべての出発点です。所在が分からない相続人がいる場合、そのまま手続を進めると後日トラブルに発展するおそれがあります。また、相続は財産分割だけでなく、預貯金や保険、年金など多岐にわたる手続が短期間に集中し、ご遺族にとって大きな負担となります。早期に専門家が介入し、相続人調査から各種手続の整理、連絡調整まで一体的に支援することで、紛争を未然に防ぎ、円滑な解決につなげることが可能です。